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集客あれこれ

たなきんです。2024年元旦、明けましておめでとうございます。いつものように長文です。

さて、北山のとうさんから、「お寺がお堂の修理やらで費用が必要になると、特別公開を始める」という話を伺った記憶が突然蘇ってきました。なんだか、お坊さんもお金とは無縁ではないのだなあと感じたのですが、年齢を重ねるとモノの観方、考え方にも変化が訪れます、

特別公開をするということは、普段は公開していない。つまりそれだけご本尊なり、前立本尊像を大切にしているのであるのではないか。あの清水寺でさえ、ご本尊の御開帳は33年に一度なのである。ここで「あの清水寺」と書いたのはとても逆説的ですが、実のところ清水寺は毎年のように秘仏公開を繰り返しているのです。ちなみに2022年の清水寺は境内にある随求堂の秘仏本尊を22年振りに御開帳しており、2023年の夏はは本堂内々陣特別拝観があり、2024年は春夏秋に夜間特別拝観と、夏は更に本堂内々陣特別拝観があります。

さて、京都駅ビルの10階に「京都拉麺小路」(ラーメンこうじ)という一画があります。全国各地の有名ラーメン店が8店舗出店しており、私は銀閣寺近くの「ますたに」の息子さんが担当している「ますたに」駅前支店だけしか食べておりませんが、京都からは烏丸の「麵匠 たか松」さんも出店しております。

そして、このようなラーメン店集合施設の本家は「新横浜ラーメン博物館」(以下「ラー博」と略)であることは誰も反対しないと思います。なお、元祖は札幌の「さっぽろラーメン横丁」であります。そして、この「ラー博」が他のラーメン施設と異なるのは入場料を取ることであります。そして、昨年からの特別企画は、過去に出店した有名店を期間限定でリバイバル出店しており、自宅が徒歩圏内にある私は全店を踏破しようと目論んでおります、

思うに、数を決めて特定期間内に全部を巡るというのは「ラー博」が編み出した企画ではなく、京都にその企画のミナモトがあります。賢明な読者各位におかれては既にお気づきでしょう。「都七福神めぐり」がそれなのであります。

調べてみると既に六百年の歴史があって、たかだか創立三十周年のラー博とは比べようもありません。詳しくは、下記「都七福神まいり」のサイトでご確認をお願い致します。

https://miyako7.jp

また、話は脱線しますが鷹峯源光庵前でバスを降りて、坂を登り念林坊の方に向かう左側にある遣迎院が七福神の内の福禄寿であります。そして、調べてみると昭和三十年(1955年)にこのお寺は上京区寺町広小路北之辺町から現地に移転しており、そのため松ヶ崎の大黒天を除けば徒歩で簡単に廻れる七福神がバスを利用せざるを得なくなったというこぼれ話があります。

複数の場所を巡ることで、各々のお寺へのお布施も期待できるのですが、その大かがりなものが四国八十八カ所、西国三十三カ所のお遍路巡礼です。そして御朱印帳もお寺にとっては大事な収入源であります。なんだか、最近になって「御朱印帳」が流行ってきたように思うのは私だけでしょうか。

突然の昔話ですが、ユースホステル会員証のスタンプカードも、御朱印帳と同じ役割を果たしたのではないでしょうか。何枚も積み重なった分厚い会員証を取り出すとなんだか鼻が高く感じられた読者諸兄もおられるのではないでしょうか。

ということで、特別公開、期間限定、聖地巡礼などをキイワードにして京都巡りを見直してみるのも新年のお楽しみになるのではないでしょうか・

タナキン

北山ユース開所366日目から宿泊して、皆さまに育てられた大昔のホステラーです。 京都の寺社仏閣の全数踏破を終え、次に季節毎の拝観を実施中。

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